どうも。私だ。
素性こそ明かせないが、私は今ブログを開設した。たった今だ。
何を書くかこそ不明だが、それでいいのである。私は多趣味なのだ。
とりあえずの自己紹介はこれで終わりだ。興味のない奴は帰れ。
うお!なんだキミは。
巨大な権力がこちらを覗いている。窓の隙間からだ。
もはや逃げられないというのか。どうやら周りには見えていないようだ。
キーボードを打つ手が震える。動悸がひどい。コロナかも。
さて、話がそれた。本質部分へと舵を切ろう。
今回はせっかくなのでブログの花形、お勧めの音楽の話でもしよう。
タイトルにそんな要素こそないが、開けてびっくりを盛り込んでこそのブログだ。
脱線しても誰も咎めない。
本日紹介する音楽ひとつめ。 サナトリウムハウスで である。
かなりメジャーな音楽ゆえ、当曲の魅力を知っている人も多いかもしれない。
この曲は一般的な音楽配信サービスやCDが焼かれていないため、バンドキャンプというサイトからしかアクセス、購入できない。しかし無料で聴くことはできるので、お試し的に聴いてみよう。エゴサに引っ掛かってたらアレですけどね。すみませんね。
サナトリウムハウスで / at the Sanatorium House | ナカムラルビイ / Ruby Nakamura
おそらく現代の流行音楽シーンでは見られない、いや聞けないタイプの曲調。
何を隠そう某大手アーティストプロデュースによる楽曲なので(どこまで関わってるのかしら)所謂型ハマり系の物ではない。私自身もそのアーティストの影響で何の気なしに聴いたミーハーなのだが、結構衝撃的だった。
MVが存在しない分、ジャケットから想像力を膨らませることしかできないのだが、ドンピシャすぎてこれまた衝撃。さすがのアーティスト構築力。
森の中に突然現れる不思議な館には、鏡合わせの空間が広がっており、自分を見失っているような感覚に陥る。決して車酔いとかそういうたぐいではないんですけども。は?
以下楽曲ネタバレ。
この感覚に至る正体は何なのだろうか。知らん。
冒頭はボーカルむき出しから入るので「おいこれ大丈夫か?(何が)」とか失礼なことを思っちゃってたが、ボコーダーか何かで機械的信号に変化していくにつれ、私は化かされていたことに気付く。
構成はざっくり A B A B 大サビ ではあるが、AメロBメロ、間奏と違うアプローチを仕掛けてくるので、一度通ったはずのメロディも今どこにいるのかがわからなくなる。
軽い迷宮状態もつかの間、突然サビに投げ出される。そんなに突然ではない。
冒頭にあったボーカルのみのメロディラインを繰り返すだけのシンプルな構造だが、冒頭とは全然違うのだ。表情が。ドアを開けたら急にネオンのトンネルに出たような。分かりづら。まあいい。ブログだから画像が貼れる。
こんな感じ。思ったよりトンネルじゃなかった。要は非現実的な場所に立たされるわけだ、恐怖はない。
ループを繰り返すにつれて音が増えていくのが心地よい。なにがとは言わないが、急に乱入してきたときは流石に笑うほかなかった。脳裏に浮かぶのよね。
レトロな、ある意味チープにも聞こえるシンセが曲の古さ、新しさの輪郭をぼかしているように思える。音楽を評する際に 時代を感じさせない とよく形容されるが、それは流行や現在の技術力に則って音を選定していないからこそ味わえるのだろう。
狙ってやっているなら頭が下がります。ただdamage(バキバキの映画音楽でよく使われる金属的パーカッションドラムのやつ)とかさ、a.d.dのリードとかが聞こえてくるとほっとするのよ、ああ聞き覚えあるなあって。
↓addのシンセはこういうやつです。作例
こんなところだろうか。
音楽は食わず嫌いをしていたら損であるということをまたまた思い知らされる一曲であった。大儀である。
2曲以上紹介する予定だったが、なんかぼやぼやしてきたので締めくくる。
series化する予定故、これ以降の更新がなければ死んだと考えてもらっていい。
くたばれ。ファック!