やあ、サメだ。サメといっても、違法賭博ショタじゃないぞ。何？
先日某所まで映画を見に行った。普段ならいかないようなところだ。私の付近ではそこでしか公開されない映画であったからです。
同行するメンバーはもちろん、いや私一人ですね。ある意味。うしずぼ日記的にみたら一人。
一体何の映画なのか？そう。温泉シャークこと20シャーク。
私がこの存在を知ったのは某界隈がきっかけであり、Twitterもかなり初期からウォッチしていた。クランクアップしたのがだいたい1年前であったらしく、逆算すればプロジェクトが始動したのは2年ぐらい前なのかもしれない。いまだかつてそこまで長い期間wktkしながら待った映画があっただろうか。いやない。
結論から言うと、良かったよ。良かった。
（ネタバレ注意）
（ネタバレ注意よ）
（もういい？）
（まだ？）
（もう始めてしまいますよ）
温泉ネズミ
まず、緩急の付け方がとても好み。これは両論あると思うが、コメディシーンのYouTubeのジェットカットのような必要な要素すらも削ぎ落としテンポを出す技法、好きなんすよね。
で、狙ったのかどうか分からないチープな演出。クラファンで1000万集めたといえど、やっぱり、というかまあ当然か。大規模なCGが必要になるシーンやサメのシーンなどなど、ちょくちょく15年前の東映みたくなっていたが、サメ映画特有のチープさ、そこから生まれる笑いを意識した結果なのかもしれない。
だってバスダイバーではそういうのなかったからね。でも新興温泉施設と実写の合成はめちゃ違和感なかったな。
ストーリーもちゃんとしてたし、人がいっぱいだった（映画館の話ではなく、映画内の話）。クラファンのエキストラもそうだが、普通に登場人物が多くて撮影も結構大規模だったし。
あと市長、いいよね。
同監督の過去作がYouTubeで見られるのだが（バスダイバーで検索）、それがとてつもなくよかった。ハイスピードな感じがね。そして予習しておいてよかった。主演が同じ方であり、そして2作続けて出演している方もいた。なんかそういうの、ええよね。
多分その影響もあってか、なんか成長を見てる感じでよかった。市長。最後の温泉饅頭の伏線（？）、普通に真似したい。エゴサされていいねされたからプロフ見に行ったらカメ止めにも出てるということを知ったよ。見てみようかな。
途中のインフルエンサー気取りたちがいっぱいいるシーン、監督にとってのつまんない奴の解像度が高くて笑っちゃった。反面教師にします。で、監督といえば監督も出てきてたね。わたしゃ髪型と体型とメガネで分かりましたが。今なんかイメチェンしてるよね？「温泉シャーク、ご期待ください！…うわぁ！サメだ！サメだ！」の頃より清潔感が出てますね。
あと私がちょっと勿体ないことしちゃったな、と思うことがございまして、上映中某アーティストが手掛けたという「特殊音響」を探し出すために結構聴覚に神経をやっていたことなんですよね。
かなり前から御大が言っていたのが「多分初見じゃわからん（意訳）」だったので、こっちも意地になるんですよ。で、見事に分かんなかった。やられたわー。またどこかで2回目が見れたらいいね。
あと御大といえば巻上さん。こっちは名指しかい。巻上さんの使い所が贅沢で笑っちゃうね。なんか変な原稿読まされててニヨニヨですわこっちは。
それと、映画ってかなり自由に作っていいんだな〜って思ったよ。当然のことだけど。最近キチッとした感じの素人の脚本（失礼）ばっかり見てきたからその分プロの力の抜き方というか、余裕が伝わってきたなあ。
つなわけで、つなわけで、つなわけで、よかったです！パンフレット高かった！物販も買おっかな！気が向けば！てか映画館よかった！普段行ってるとこの8倍ぐらい！
